ここではJavaアプレットの基本について触れたいと思います。
アプレットとは?
コマンドプロンプトではなくappletviewerや
ブラウザで実行することでマウスを使ったり、
画像を表示したりできるものです。
アプレットのクラスを作成する
アプレットのクラスは次のようにして作成します。
import java.applet.Applet;
class Sample1 extends Applet {
処理;
}
アプレットのクラスを作成する際は上のようにしないと
アプレットとして使うことが出来ません。
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簡単なプログラムを組んでみる
早速、簡単なアプレットのクラスを組んでみたいと思います。
ソースコード
import java.applet.Applet;
import java.awt.Graphics;
public class Sample1a extends Applet{
public void paint(Graphics g) {
g.drawString("Hello!!",10,10);
g.drawString("Welcome to the Java Applet!",10,30);
}
}
htmlファイル
<html>
<body>
<applet code = "Sample1a.class" width = 200 height = 100>
</applet>
</body>
</html>
アプレットでは実行する際に別にhtmlファイルを用意する必要があります。
htmlファイルは上で紹介しているものをプログラムごとに少し変更して
使っていきます。
上で”Sample1a.class”となっているところは実行するプログラムの
クラスファイルのパスを入れてください。
widthとheightはアプレットの画面の大きさです。
それぞれ必要な大きさに設定します。
実行結果
C:\Users\Documents\Java\jdk1.8.0_51>javac Sample1a.java
C:\Users\Documents\Java\jdk1.8.0_51>appletviewer Sample1a.html
実行するときはまず、.javaのファイルをコンパイルします。
その後、appletviewer 実行するプログラムのhtmlファイル
で実行します。
アプレットを起動している間はコマンドプロンプトは使えなくなります。
コマンドプロンプトを使う時はアプレットを閉じてください。
アプレットの画面はこうなります。
線を書く
アプレットで線を描画するには
g.drawLine(int x1,int y1,int x2,int y2);
とします。
最初の2つの数値で線のスタート地点の座標、
最後の2つで線のゴール地点の座標を設定しています。
サンプルプログラム
import java.applet.Applet;
import java.awt.Graphics;
public class Sample2a extends Applet{
public void paint(Graphics g) {
g.drawLine(10,10,100,100);
}
}
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色を変更する
色を変更するには
というようにします。
これは赤に変更しています。
サンプルプログラム
import java.awt.Color;
import java.awt.Graphics;
import java.applet.Applet;
public class Sample3a extends Applet{
public void paint(Graphics g) {
g.setColor(Color.red);
g.drawLine(10,10,100,100);
}
}
他の色に変更するときは次のようにしてください。
白 | Color.white |
ライトグレー | Color.lightGray |
グレー | Color.gray |
ダークグレー | Color.darkGray |
黒 | Color.black |
赤 | Color.red |
ピンク | Color.pink |
オレンジ | Color.orange |
黄色 | Color.yellow |
緑 | Color.green |
マゼンタ | Color.magenta |
シアン | Color.cyan |
青 | Color.blue |
フォントを変更する
フォントを変更するときは
g.setFont(new Font (“SansSerif”,Font.BOLD,24));
とします。
サンプルプログラム
import java.awt.Font;
import java.awt.Graphics;
import java.applet.Applet;
public class Sample4a extends Applet{
public void paint(Graphics g) {
g.setFont(new Font ("SansSerif",Font.BOLD,24));
g.drawString("Hello",20,20);
}
}
他のフォントを指定したいときは以下の表を参考にしてください。
Dialog |
DialogInput |
Monospaced |
Serif |
SansSerif |
Symbol |
フォントスタイルを変更するときはこちらを参考にしてください。
並 | Font.PLAIN |
太字 | Font.BOLD |
イタリック | Font.ITALIC |
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